独立行政法人宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部主催
2005年度「宇宙学校」レポート3 inTOKYO


今回の宇宙学校は2時限でおしまいです。
今回はブラックホールの授業が無かったのが、少し残念でした。
途中、M-Vロケットのビデオ上映を見ました。打ち上げまでのドキュメントでした。
息を呑んで、ちょっと興奮しました。その後に
今回新しく講義の内容に加わったのが、3時限目の「タウンミーティング」です。
テーマは、みんなで語ろう!宇宙の夢、です。
進行役は過去に宇宙学校の校長を務めた事のある、平林 久先生でした。
(デジタルピンボケですみません!)
 
先生方と会場との質問などを交えての談話、という雰囲気でした。
 


☆質問コーナー☆

さて、今回は質問コーナーを一つのページに一部抜粋してまとめる事に致します。
会場では多くの方々が先生方に質問をされました。

Q:惑星Xニビル、という星について?3600年周期で地球の方へ移動してくる木星
  くらいのかなり大きなものと言われているが?

A:(矢野先生)天文学の方では、そのような天体は確認されていません。

Q:地球以外に生命はいるのか?

A:(黒谷先生)いるかもしれません。

Q:無重力の中で生きていけるのか?

A:(黒谷先生)500日以上旧ソ連の宇宙船、ミールの中で宇宙で生活した宇宙飛行士
  がいます。無重力での身体の状態は、骨や筋肉が弱くなります。

Q:地球サイズの惑星を探すTPF計画について?

A:(村上先生)アメリカやヨーロッパでは既に行っているが、日本でもコロナグラフ
  などを作って調べられないか検討中です。

Q:月が地球から遠ざかっている?

A:(矢野先生)数年で数センチの単位で地球から遠ざかっていると思います。

Q:木星のコアの大きさは?どうして木星は重いのか?

A:(矢野先生)地球よりも木星のコアは大きいです。木星のガスのかたまりが重いの
  です。

Q:NASAの火星からの情報は100%公開されているのか?

A:(矢野先生)ほとんど公開されていると思いますが、全部かどうかは分かりません。

Q:宇宙に中心はあるのか?

A:(村上先生)宇宙に中心は無く、どこも同じです。

Q:太陽はどうなるのか?

A:(村上先生)現在はとても安定しています。今から数十億年くらいはその調子で、
  その後白色矮星になります。

Q:宇宙の膨張について?

A:(村上先生)このまま拡がりっぱなしです。

Q:宇宙が広がる力は?

A:(村上先生)宇宙の事については、まだほとんど分かってないのです。
  (会場、笑い)

Q:宇宙は冷えていくのか?

A:(平林先生)冷えて行きっぱなしです。

などなど、宇宙の謎について質問を続けていたらキリがないですね。(笑
先生方、貴重なお時間をありがとうございました。
来年も素晴らしい宇宙学校の開催を楽しみにしています。
それでは、2005年度の宇宙学校レポートもそろそろ閉幕致します。
グッドラック。又会う日まで・・宇宙に夢中!

編集者:by緋月 

  
2005年2月25日公開
    

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