THE SUN PROJECT
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※(動画はWindows Media Playerで御覧頂きたい。)
多少、読み出しに時間がかかることがある。
セキュリティーのPC設定などで動作しない場合もあるが、
その場合は各自で設定し直して頂きたい。

2003年10月26〜28日の動画
           NASA/ESA SOHO                               mpeg2980kb

太陽というものが、これほどまで不可思議な現象が発生する空間であるとは、近年まで思いも寄らなかった。
そして、気が付いた不自然な現象をこれから徐々に紹介して行く運びになった。

2003年10月下旬、過去30年間の間でも最大規模のフレア現象が起こった。
上の映像はその時を追った太陽観測衛星SOHOの貴重な動画ファイルであり、
何回も繰り返し見ると、おやっと気が付くシーンがある。
早回しで、なかなか気が付かないかも知れないが、
10月28日0:00前の画面表示の、少々乱雑さがある光の乱舞の中、
画面右下より、太陽へ一直線に向かう、一つの彗星に見える光体が見られる。
時間にしてコマ送りで見ると、2時間半で画面端からおよそ半分の距離を進んでいるのを確認。
太陽面に到達したのか、途中で光体が消えているが、
画面端からおよそ5時間で太陽に到達する速度だと推定される。
そして、画面表示の同日28日、11:00頃に大爆発は起こった。
この動画ファイルを見る限り、”何か”が太陽に突入し、核融合反応で大爆発が起きたのではないか?
と考えられない事でもないように感じる。
これは、彗星のようにも見えるが、どうなのか?・・・
それにしては、この動画の特性のせいか、動きが早いようにも見受けられる。
そこで、2003年1月末に天文現象でも確認済みの彗星が、
太陽の傍を横切った貴重な動画ファイルと比べてみる事にした。


2003年1月28日の動画
                NASA/ESA SOHO          mpeg721kb

上の映像の右上より工藤・藤川彗星(C/2002 X5)が移動しているのが見られる珍しい映像だ。
彗星は、TOP動画の謎の彗星の移動よりゆっくりとしている。
彗星特有の尾もはっきりと確認出来る。
時間にすると、謎の彗星よりおよそ2倍の時間で画面を移動している。
と、いう事は謎の彗星が、この彗星より倍の距離ほど太陽に近いのかもしれない。

不可思議な現象はまだある。
TOPの画像のフレアに合わせた火花のような現象である。
NASAではこれを”太陽の粒子嵐 ”だと説明している。高エネルギー粒子だ。
それにしては・・・どうも不自然さを感じる。
この事については、後の方で紹介していく事にする。・・・

さて、10月28日に、画面右下から出現した彗星については既に多数が気付き、
NASAもこれについて、「このような彗星は、太陽到達前に完全に蒸発し、
表面に到達したとしても、”ほこりのしみ”のような現象であろう」との見解を出している。
つまり、太陽に比べ、彗星のような小さな氷の塊が、太陽面にぶつかったとしても、
大規模なフレア現象は起こりえないというのだ。
又、フレア現象はどのようにして起きるのか?未だ解明されていない。
ますます矛盾を感じる。
謎の彗星の出現移動と大爆発のタイミングといい、
過去にあっても最大級の爆発といい、・・・疑問に感じる。
SOHO画像の過去のファイルを見ると彗星と思われるものが、
太陽へ突入しているのをかなりの頻度で見る事が出来る。
10月28日に出現した彗星は、NASAの言う通りの現象か、
彗星の動きを詳細な画像で検証してみる事にした。
画面右下より出現する彗星の動きに注目。





 
NASA/ESA SOHO

時間が経つにつれて、光が弱くなっていくのが分かる。
上画像の02:30表示の右下部分の彗星を右に拡大して円で印した。↑


2003/10/28 02:54 SOHO         2003/10/28 03:06             2003/10/28 03:30


 2003/10/28 03:54
 
上の最後の画像を見て分かるように、光体は消えたように見られる。
それでは、彗星の出現と大フレア現象は無関係だったのか?・・・
過去のSOHOデータを遡って調べると、この画像の丁度一年前に、同じ角度、同じスピード、
同じコースで、しかも同じ日付で彗星が出現しているのを見付けた。
偶然にしては、どこか謎めいたものを感じる・・・・。
次のページには、その事について紹介する。
 
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by SUN PROJECT TEAM

2004年1月公開


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