2004.12.9

Circumstellar Debris Disk

 惑星系を取り囲む破片の円盤。 


 左の画像は、AU Microscopii周辺の破片ディスクの

可視光線イメージで、その中に惑星が存在している可能性が

あり、この光線のようなディスクは、小惑星、及び、彗星の

衝突によって作られた小さな粒子により、星明かりに反映され

て白熱する、という事です。

 このオブジェクトの距離は地球から32光年。

顕微鏡座の方角です。


 右の画像は、恒星HD 107146を取り囲む破片ディスクの

合成映像で、我々の太陽と非常に類似した黄色の小さい星で

あり、その星は、地球から88光年離れたところにあります。

 

 私たちの太陽系は、HD 107146の周辺の10倍の狭さにも

かかわらず、海王星の周回軌道を越えた周りに塵のリングが

ある考えられています。太陽系の塵埃は1,000〜10,000倍で、

リングのサイズ、厚み、および塵埃の量は、HD 107146が

私たちのような惑星系に進化することは無く、同じ種類の惑星系

が非常に異なる進化経路を持つことが示されている。