2004

Saturn


 NASAの土星探査機、カッシーニの画像です。

土星のリングがとても綺麗に映っています。

中央の明るいリングが、Bリングです。内側がCリング、

分割された外側のリングがAリング、

その外側にかすかにあるのがFリングです。

このイメージは、土星からの640 万キロメートルの距離です。

リングの成分は主に氷です。土星のリングは独特の雰囲気が

ありますね。この画像はカラー合成です。





2017.6.29

Atlas,Daphnis and Pan


 NASAのカッシーニ土星探査機によるこのモンタージュ画像

は、比較のために同じ規模で土星のリングの小さな衛星3つの

アトラス(Atlas)、ダフニス( Daphnis)、パン(Pan)を示して

います。


アトラスの画像は、2017年4月12日に16,000キロメートルの

距離で、土星とその衛星と宇宙船の角度(位相角)37度で取得

されました。パンの画像は、2017年3月7日に26,000キロメートルの距離と21度の位相角で撮影されました。ダフニスの画像は

2017年1月16日に28,000キロメートルの距離と71度の位相角で

取得されました。すべての画像は、北が上に向いています。


 これを最初に見た印象は、まるでUFOのようです。


 カッシーニの目的は、NASA、ESA(欧州宇宙機関)、

イタリア宇宙局の協力プロジェクトです。





2017.3.17

Pan


 この画像は、パンの左半分と右半分の南半球を

それぞれ示しています。



 この画像は、24,583キロメートル(左図)および37,335キロ

メートル(右図)の距離で取得されました。

画像のスケールは147メートル(左図)、24メートル(右図)

です。


 このアナグリフは、土星の月パンの珍しい、風変わりな形を

強調しています。左に赤いレンズが付いた赤青のメガネから見ると

立体的に見えます。





2017.1.19



2009

Daphnis


 土星のリングの外縁を巡る波の月、ダフニス。


 小さな月の重力は、水平方向と垂直方向のギャップに波を

上げます。カッシーニは、2009年に垂直構造(中央)を

観測することができました。







2017.3.3

Propeller in Saturn's A Ring 


 カッシーニ土星探査機は、2017年2月21日に土星のAリングに

プロペラ型の傷のような驚くべき見解を捉えました。

これはこれまで撮られた最も鮮明な画像であり、

これまでにない詳細なレベルを示しています。

プロペラは「サントス・デュモン」と呼ばれています。


 上の画像は、日光の方を向いたリング側(表)ですが、下の画像

は太陽光のバックライトのリング側(裏)を示しています。


 私にはプロペラの中央に物体があり、ジェットを吹き出しているように見えます。

衛星ダフニスの軌道と比べても随分違いがあります。

ダフニスよりも小さなものが彷徨っているのでしょうか?

物体が確認できる程、接近した画像が見れるといいですね。


 カッシーニの科学者は、過去10年間、この物体の軌道を追跡して

おり、軌道がリングに与える影響を追跡しています。


 “レコードの傷”にも見えます。





2016.2.23

Tethys, Enceladus and Mimas


 土星の3つの衛星、テチス(Tethys)、エンケラドス(Enceladus)、およびミマス(Mimas)の写真です。

 テチス(1,062キロメートルの幅)はリングの上で出現し、

エンケラドス(504キロメートルの幅)は中央の下にあります。

ミマス(396キロメートルの幅)はエンケラドスの左下です。

このアングルはリング上の約0.4度からリングの日の当たっている

側に向いてます。

 この画像は2015年12月3日にカッシーニ土星探査機のカメラに

よって可視光線の中で取られました。

 エンケラドスは1ピクセルあたり8キロメートルのスケールを

持ち、約135万キロメートルの距離で取得されました。

テチスは1ピクセルあたり11キロメートルのスケールによって

約190万キロメートルの距離で取得され、

ミマスは1ピクセルあたり10キロメートルのスケールによって

約170万キロメートルの距離で取得されました。


 宇宙をひしひしと感じる映像です。





2016年2月3日

In Saturn's Shadow


 巨大な土星が太陽の影にあり、以前は知られていない

外縁のかすかなリングを明らかにした。


 この画期的なパノラマビューは、2006年9月15日、約3時間に

渡ってカッシーニの広角カメラで撮影された合計165枚の画像を

組み合わせることによって作成されました。

画像のカラーは、紫外線、赤外線、およびクリアフィルタ画像を

デジタル合成して作成され、自然な色に似せるように調整されて

います。


 これらの小さな粒子を含むリング構造は、実質的に高い位相角

すなわち、太陽が画像化される物体のほぼ真後ろにある視野角で

実質的に明るくなる。


 この観測期間中、カッシーニは2つの新しい弱い環を発見した。

1つは衛星JanusとEpimetheusの軌道と一致し、

もう1つはPalleneの軌道と一致した。


 狭いGリングは、明るいメインリングの外側で見ることが

できます。システム全体を囲む、はるかに拡張されたのがEリング

です。Eリングの氷の粒子を形成する衛星エンケラドスは、

Eリング外縁の位置にあります。

Gリングの内側と明るいメインリングの上(中央上部↓)には、

地球の薄い点の光があります。カッシーニの観測地点は、

地球より10億キロ以上離れた所から見ています。


 カッシーニは、土星から約220万キロの距離で撮影しました。

土星の画像スケールは約260キロメートルです。


 うっとりするような、土星の姿です。

 

 カッシーニ土星探査機は2017年9月15日、13年の使命を終え

て、土星の大気圏に於いてその最期を遂げました。


 




2015年2月16日

 さて、カッシーニの話題が続きましたが、

次はハッブル望遠鏡の話題になります。


 土星の南の磁極にオーロラが出現している映像です。


 宇宙からから見て、オーロラは惑星の極地方を囲み、

白熱したガスのリングとして現れる。宇宙に於ける帯電粒子が

惑星の磁界と衝突するとき、オーロラが出現する。

 太陽からの帯電粒子は、上層大気に高エネルギー、及び、

気流に加速される。

 惑星のガスとの衝突は、可視の紫外線、及び、赤外線の光の形

で白熱したエネルギーの発光を生じさせる。

 天文学者は、このイメージを作るために、惑星、及び、

そのリングの可視光線イメージによって土星の南極地方の

紫外のイメージを結合した。

 オーロラの色は、紫外光の輝きのために青いように思われる。

実は、そのオーロラは、大気の白熱した水素の存在のため、

土星の観察者からは赤いように思われるであろう。

 地球での太陽からの帯電粒子は、たいてい緑か青い色に

彩色されたオーロラ色を作り、大気上層における窒素、及び、

酸素と衝突する。